2014年12月9日火曜日

Nightcrawler


ジェイク・ジレンホール主演の最新作『Nightcrawler』を先週末観ました。


 Facebookから拝借↑


「ナイトクローラー」と聞くとXメンのナイトクローラーを想像してしまいますが↓(笑)


 X-MEN MOVIES WIKIより


そうではなく、この映画は夜中にニュース映像を求めて徘徊(?)するカメラマンの話。




ネタバレほとんどナシのティーザーはこちら↓


ちょっと笑えます(笑)。

これ見たら本編見なくてもいいんじゃないってくらいネタバレしまくりの予告編はこちら:
http://youtu.be/X8kYDQan8bw


感想は…

ジェイクの演技がとにかくすごいの一言に尽きる。

彼が別人のように見えるシーンもある、というか、全体を通して別人みたいかも(笑)。

特にこれ、ヤバい↓

 だれ???って感じですよね(Facebookより)


この役のために20ポンド落とした彼、実際ルックスも変わってしまっていますが、それだけではなく、なにか表情そのものに鬼気迫るものを感じます。少し『ドニー・ダーコ』での彼を思い出しました。

ただ、演技はすごいんだけど、彼の演じるルーという男がどうしても好きになれない(´▽`;) 
とにかく一点も好きになれるところがない(悲)

それどころか「なんてヒドい男なんだ!殺されてしまえ!」と言いたくなるようなイヤなヤツなんです(´▽`;)


※以下、ほんのりネタバレあり※



ラスト、警察に尋問される場面で「そうそう!わかってるんじゃん!逮捕しなさい!」と叫びたかった~!しかし結局、証拠が不十分だったんでしょう、無罪放免になって出て来てしまうなんてΣ(゚∇゚*)!!  そうなるんじゃないかというイヤな予感はしてたけど、それでも目が点になって「えーーー!」と叫んでしまった(´▽`;)

あれだけ極悪非道なことをしておきながら、その汚い(完全に違法の)やり方で得た金でビジネス拡張に成功したルーが新しく2台のバンと3人のインターンを抱え、意気揚々と夜の街へ出陣する場面で終わるとは…ガッカリ

なんであんな犯罪人が野放しになるのーーー(;_;)

もしかして、こういう腐ったジャーナリズム(と呼べるのか?)を皮肉ってるんでしょうか。いや、あそこまでヒドいことをしてるのはルーだけだと思いたい(´▽`;)


しかし、これだけイッちゃってるヤバい男の話でありながら、少し笑っちゃう場面も。笑っていいのかわからないけど、笑えるんです(笑)。ルーがなんでもないことのようにサクサク犯行現場に入っていってしまうのもなんか笑えてしまうし。「えーっ、おいおい!(苦笑)」みたいな(笑)。

特にちょっとゾッとしながらも思わず苦笑してしまったのが、ルーの影響でレネ・ルッソ演じるTVプロデューサーまでもがおかしくなっていくところ。


関係ないけど、レネ・ルッソって『マイティ・ソー』のソーのお母さん役の人だったんですね!別人みたいでビックリ!


 ソーのお母さん↑(IMDbより拝借)

現在のレネ↓(右は本作の監督でもあるご主人)


 (Facebookより)


もちろん笑っちゃうシーンばかりではなく、私だけかもしれないけど、ドキドキ怖すぎて見ていられないシーンもありました(ラスト近く、ルーが警官と殺人犯の撃ち合いをお膳立てしたところからアシスタントのリックが撃たれるところまで)。
※↑すごいネタバレの部分は白抜き文字にしてあります。気になる方はカーソルを当てて反転してください ←白抜きにしてあったんですが、ブロガーに移してコピペできないようにしてしまったため、「カーソルを当てて反転する」ことができなくなってることに気づき、薄いグレーの色にしました(7/8/2017)


結論としては、映画としてはすごくよくできていて非常におもしろい。ただ、後味の悪さがハンパないので、倫理的にどうなのかという議論は残ります(´▽`;)


また、ジェイク・ジレンホールの芸達者さをよーくわからせてくれる映画。彼のすごいところは、これだけ強烈なキャラを演じても、タイプキャストされることはなく、様々なキャラを演じられるところですね。

ファンとしては、こういう気持ち悪い男の役で演技力のすごさを見せつけてもらうのもいいけど、やっぱもうちょい普通の人というか、かっこいい彼が見たいかも(笑)。


~~~◇~~~

詳しいあらすじなどはウィキのページ(日本語)に載ってます。

また、IMDbで見つけたジェイクのインタビュー(英語)も興味深いです↓
http://www.imdb.com/title/tt2872718/?ref_=ext_shr_tw_vi#lb-vi1659547417

彼はセリフを全部丸暗記して撮影にのぞんだそうですが、このインタビュー中、「セリフがとにかく好きだった。一言一句、間違えずに言えないとやり直したかったくらいだ。ひとつのシーンの撮影が終わると『もうこのセリフは二度と言えないんだな』と悲しくなった」なんてマニアックな話をしてます。

~~~◇~~~

(以上、アメブロより投稿当時の日時で2015年8月14日に転載)




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