2017年1月14日土曜日

The 23rd SAG Awards nominees - 全米映画俳優組合賞映画部門候補者

テレビ部門についてはTVブログのほうに書きました(The 23rd SAG Awards nominees - 全米映画俳優組合賞TV部門候補者)が、映画の方はこちらに書こうと思ってて放置しちゃってました。

※すぐわかるものは邦題・カタカナ名をカッコ内に入れました
※英語の映画タイトルには公式サイトへのリンク、邦題には(見つかれば)日本語公式サイトへのリンクがはってあります

なお、SAG Awards(Screen Actors Guild Awards)の授賞式は1月29日、ゴールデングローブの3週間後です。ちなみにアカデミー賞候補の発表はその5日前、1月24日の予定。


SAG Awards


Outstanding Performance by a CAST IN A MOTION PICTURE
(キャスト賞)


Captain Fantastic(『はじまりへの旅』日本公開は今年4/1予定)
Fences
Hidden Figures
Manchester by the Sea(『マンチェスター・バイ・ザ・シー』日本公開は5月の予定)
Moonlight


Outstanding Performance by a MALE ACTOR IN A LEADING ROLE
(主演男優賞)


Casey Affleck, "Manchester by the Sea"
(ケイシー・アフレック)

Andrew Garfield, "Hacksaw Ridge"
(アンドリュー・ガーフィールド『ハクソー・リッジ』日本でも夏の公開予定)

Ryan Gosling, "La La Land"
(ライアン・ゴスリング『ラ・ラ・ランド』日本公開は2017年2月24日)

Viggo Mortensen, "Captain Fantastic"
(ヴィゴ・モーテンセン)

Denzel Washington, "Fences"
(デンゼル・ワシントン)


コメディ&ミュージカルとドラマ部門に分かれていないSAGでは、必然的に主演男優/女優賞の候補者合計がゴールデングローブの半分になってしまいます。

SAGの主演男優賞候補はGGドラマ部門候補者からジョエル・エドガートンを引いてコメディ部門の候補者(&ウィナー)ライアン・ゴスリングを足した顔ぶれに。言い換えればGGコメディ部門の候補者はライアン・ゴスリングと"助演"男優賞にノミネートされたヒュー・グラント以外はスルーされた感じですね。(^-^;


Outstanding Performance by a FEMALE ACTOR IN A LEADING ROLE
(主演女優賞)


Amy Adams, "Arrival"
(エイミー・アダムス『メッセージ』日本公開は今年5月の予定)

Emily Blunt, "The Girl on the Train"
(エミリー・ブラント『ガール・オン・ザ・トレイン』日本でも公開済み)

Natalie Portman, "Jackie"
(ナタリー・ポートマン『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』日本公開は今年3月)

Emma Stone, "La La Land"
(エマ・ストーン)

Meryl Streep, "Florence Foster Jenkins"
(メリル・ストリープ『マダム・フローレンス!夢見るふたり』日本でも公開済み)


ゴールデングローブではコメディ部門でもドラマ部門でもノミネートされていなかったエミリー・ブラントが入っています。この中ではララランドとマダムフローレンスしか観てないのでアレですけど、エマ・ストーンよりはメリル・ストリープのほうがよかったかな…。


Outstanding Performance by a MALE ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
(助演男優賞)


Mahershala Ali, "Moonlight"
(マハーシャラ・アリ)

Jeff Bridges, "Hell or High Water"
(ジェフ・ブリッジス)

Hugh Grant, "Florence Foster Jenkins"
(ヒュー・グラント)

Lucas Hedges, "Manchester by the Sea"
(ルーカス・ヘッジス)

Dev Patel, "Lion"
(デーヴ・パテール『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』日本公開は今年4/7)


ゴールデングローブの候補リストをアップしたときは見つけられなかったけど、日本語の予告編がありました!


ゴールデングローブで賞を獲得したアロン・テイラー・ジョンソンがSAGではノミネートさえされてない(^-^; また、ゴールデングローブでは「主演」男優賞にノミネートされていたヒュー・グラントがSAGでは「助演」男優賞にノミネート。

私はマダムフローレンスしか観てませんが、マンチェスター・バイ・ザ・シーのルーカス・ヘッジスはTVドラマ "The Slap" での演技を観て上手だな〜と思ってたのを覚えているので、彼のノミネートは嬉しいです。


Outstanding Performance by a FEMALE ACTOR IN A SUPPORTING ROLE
(助演女優賞)


Viola Davis, "Fences"
(ヴァイオラ・デイビス)

Nicole Kidman, "Lion"
(ニコール・キッドマン)

Naomie Harris, "Moonlight"
(ナオミ・ハリス)

Octavia Spencer, "Hidden Figures"
(オクテイヴィア・スペンサー)

Michelle Williams, "Manchester by the Sea"
(ミシェル・ウィリアムズ)


このカテゴリーはゴールデングローブとまるっきり同じ顔ぶれ。GGではヴァイオラ・デイビスが受賞しましたが、SAGも同じ結果になるのかどうか。このカテゴリーの映画はひとつも観てないし、ノミネートされてる女優さんの中でわかるのがヴァイオラ、ニコール、オクテイヴィアだけなんでなんとも言えません。


なお、生涯功労賞(SAG Life Achievement Award)はすでにリリー・トムリンに決定しています。

授賞式まであと2週間、それまでにライオンくらいは観ておきたいけど、どうかな?!


Posted on Saturday, January 14, 2017


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2 件のコメント:

  1. SAGの賞って関心低かったのでウィキを見ましたら、なるほど、1995年に設けられた、歴史の浅い賞なんですね~(しかも作品賞に相当するキャスト賞が設けられたのはその翌年なんですよね)

    この賞の前にゴールデングローブ賞が、後にアカデミー賞が短期間で行われることから、この3賞の間には何かしら相関性があるだろうとにらんで、受賞作を年別にメモってたらハマり始めまして、結局図表にしてみました。(ヒマじゃないんです、凝り性なんです・・・)

    図表は横枠を年別、たて枠を重複受賞の組み合わせ、にしました。
    例えば、SAG賞が設けられてから昨年までの21回のうち、1つの作品が3つとも受賞した年が6回(うちGGのドラマ部門での受賞が4回、ミュージカル/コメディ部門が2回)あって、その年にチェックを入れて、
    以下同様に、GGとアカデミーの2つを受賞した年が6回(うちGGのDで5回、M/Cで1回)あってその年にチェックを入れる、というふうにして行ったんですよ。
    そうしてみますと興味深いことがわかってきました。

    SAG賞が設けられた年から2005年までの10年間に3冠の年は4回あるんですけど、SAGとアカデミーの2つを重複受賞した年はゼロなんですよ。
    一方、ゴールデングローブとアカデミーの2つを重複受賞した年はその10年の間に4回あって、3冠の年と合わせると8回あるんですよね。

    そしてここからが面白いんですが、
    2006年から昨年までの11年間は、今度はSAGとアカデミーの重複受賞の年が5回あって、これに3冠の年2回を加えると計7回、
    逆にGGとアカデミーの重複受賞の年が2回しかなくて、
    SAG賞が設けられてからちょうど10年目を境に逆転してるんですよ。

    これは統計数が少ないので偶然かもしれませんが、
    限定的にみれば、SAG賞ができるまでは歴史のあるGG賞がアカデミー賞の選定に影響を与えていたのが、SAG賞ができて年数を経るにつれ信頼が出てきて、いつの間にかアカデミー会員はSAG賞をアカデミー賞の選定基準にするようになっていったんじゃないでしょうか。

    図表からもう1つ面白いことが見いだせたんですが、
    3冠の年が('99-'00、'03-'04の2年続いた年を除いて)2~4年間隔で、前の3賞受賞したアルゴから3年空いているんですよ。
    ということは今年あたり、3賞受賞作が出そうな感じがあるんですよね~
    ラ・ラ・ランドはノミネートされてませんので、そうなるとー・・・・

    ただ、マンチェスターバイザシーが受賞すると(って、もう勝手に2作品に絞っちゃってますけど)アカデミー賞の予想が一層難解になるので、そうなっても面白くなりそうです。

    そんなわけで、いま僕の中ではムーンライトへの関心が急上昇中なんですが(マンチェスターバイザシーがSAG賞に耀けば、こちらも急上昇すると思いますが)、賞の前に観れない悔しさも強まっています。

    なんにしても、SAG賞授賞式が楽しみです!(観れないのが残念!)

    図表はきっちりと確認してませんので、どこかにミスがあるかもしれません。
    どこか間違いがありましたら、あしからず。

    長くなってしまい、申し訳ないです。

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    1. じゃとむさん、コメントありがとうございます!
      表を作って比べるとは、すごい!

      本文に書いてませんが、私がSAGに注目するようになったのにはきっかけがあるんですよ。アメブロでお友だちになった方に教えてもらったことがあるんです…。でもここで書いてもいいのかなあ。ブログに書かれていたことなんでいいかとは思いますが、ちょっとご本人に聞いてから記事にするかもです。

      それはともかく、今じゃGGより楽しみにしてる賞です^^

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