『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』予告編
メリル・ストリープとトム・ハンクスが好きだという母のチョイス(私も好きだけど)で、私は事前にまったく内容を知らず、予告編さえ見たことない状態で観ました。
以下、ネタバレなしの簡単な感想。
前半、お話についていけなくて混乱し、正直つまらなかったので、もしテレビとかで観てたら途中でやめてたかも。
なんせ登場人物が多すぎ&みんな似たようなファッション(スーツ姿にめがねとか)で、だれがだれなんやら見分けがつかなくて、人間関係が把握できなかったんです。
しかし、途中からいきなりテンポがよくなり、がぜん目が覚めました(笑)。
何箇所か、感動してウルっとくる場面もあり、最終的には「おもしろかった!」と満足できる映画でした。
そもそも歴史的なできごとを元にしてるので(知らなかったけど)、観る前に登場人物くらいはチェックしておいたほうが話に入りやすかったと思います。
パンフレットの内容がなかなか充実しているので、見る前に読んでおいたらよかったかな。
また、実在の人物や事件について少しネットでも調べた今、ちがう見方ができるかもしれないので、カナダに戻ったらまた観たいなあ。
<キャストについて>
海外ドラマファンとしては、『ブレイキング・バッド』『ベター・コール・ソウル』のボブ・オデンカークに注目してしまいました!ソウルとしての彼しか知らないので、髪型も話し方もソウルとは違うのが興味深かった。
画像はすべてFacebookより
また、同じく『ブレイキング・バッド』にチョイ役で登場して以来、マット・デイモンをふっくらさせたような顔を覚えてしまったジェシー・プレモンス、大好きな『シリコンバレー』のジャレッド役、ザック・ウッズのふたりがまじめくさった弁護士役で出てきて内心くすっと笑ってしまいました。
ほかに Netflix の女子プロレスドラマ『GLOW』主演のアリソン・ブリー、『アメリカン・ホラー・ストーリー』のサラ・ポールソン、『The Leftovers』のノラ役だったキャリー・クーンなどもチョイ役程度ですが顔出してました。
主演のメリル・ストリープはもちろん安定の演技なんですが、トム・ハンクスが…実在の人物(ベン・ブラッドリー)がそういう話し方なのかもしれないんだけど、なんかちょっと好きになれない話し方だったのが残念でした。
それにしても、「フェイク・ニュース(作り物のニュース)」にあふれ、現職の大統領が大手メディアのことを堂々と「フェイク・ニュース」だ、とツイートしちゃう今の世の中、なんだかタイムリーな映画でした。
"The Fake News Washington Post" と決めつけるトラ●プのツイートの一例↓
The Fake News Washington Post, Amazon’s “chief lobbyist,” has another (of many) phony headlines, “Trump Defiant As China Adds Trade Penalties.” WRONG! Should read, “Trump Defiant as U.S. Adds Trade Penalties, Will End Barriers And Massive I.P. Theft.” Typically bad reporting!— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) April 5, 2018
ニュースメディアで働く人々の気概、意地を見せてくれた気がして、そこが何より感動した映画でした。
●公式サイト(日本語):
http://pentagonpapers-movie.jp/
●Wikipedia:
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
The Post (film)
(↑ウィキペディアのページに実在の人物へのリンクあり)
●IMDb(英語):
https://www.imdb.com/title/tt6294822/
Posted on Wed. April 18, 2018(日本時間)
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