先週日本に帰ってきて、ブログを書いてる時間がなかったというか、そもそもテレビを観てるヒマがなかなかありません(それでも観てるけど)。
いつもはがんばって何本も飛行機の中で映画を観るのに、今回はなんかぐったりしてたったの2本しか観られませんでした…。
そのひとつ、『君の膵臓をたべたい』について、感想を簡単に書き留めておきます。少し時間が経ってしまい、すでにいろいろ忘れてますが(苦笑)。
以下、ネタバレ含みます。
ちょっとふつうにはありえない、ぎょっとするタイトルに興味をひかれて観たのですが…
ゾンビ的な意味ではなく、とっても切ない意味があったのですね。
「もうすぐ死ぬ」という、ものすごく重たい事情を初対面の男の子にあっけらかんと打ち明ける女子高生のキャラが、なんだかリアリティなさすぎて最初はいまいち感情移入できませんでした。
この「さくら」という女の子、とにかく明るすぎ、元気すぎて、ほんとに病気なの?と感じてしまうし。
でも、最後にさくらの本心が明らかになっていったとき、「ノートを見られたときはやっぱり焦ってたんだ」とか、つらい状態を知られないようにがんばっていたことがわかり、いじらしくて切なくなりました。
親友のキョウコと主人公の「ぼく」に仲よくなってほしい、と、ふたりを引き合わせようとしたりとか、高校生でここまで考える子いるのかな?と言う点では現実味に欠けるけど、もっとすごいのが、彼女の死に方。
最初から「膵臓の病気でもうすぐ死ぬ」という設定なんだから、最後は病死するんでしょうと思うところですが…
↓ ↓ ↓ 重 要 ネ タ バ レ ↓ ↓ ↓
なんと、
通り魔に殺されてしまう!!!Σ(゚∇゚*)!!
えええええっ、それってアリ?!?!?!
「外泊」だったか「一時退院」だったか、とにかく一時的に自宅に戻ったさくらが「ぼく」と会うためおしゃれしてうれしそうに出かける様子をスローモーションで見せたりする時点で「あ、再会前に倒れるんだろうな」とか「交通事故に遭いそう」とか覚悟はできるのですが、まさか通り魔に殺されるとは。
びっくりしました。
でも、確かに人間、先のことは読めないものです。
一気見中のドラマでも同じようなことを思う場面があって、そちらの感想もいずれテレビブログのほうに書きますが(ほんとに来年はテレビと映画のブログを統一しようかなあ)、いま元気な人が病気の人より先に死ぬ可能性だっていつでもあるんだし、
「明日も必ず生きて元気でいる」保証はだれにもないんだなあ
としみじみ考えてしまいました。
一見、単なる「病弱な女の子との純愛物語」に見えて、じつはもう少し深いところを考えさせられる映画でした。
公式サイト:
http://kimisui.jp/#/boards/kimisui
Posted on Sat. November 4, 2017
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北米発☆映画づくし
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