2018年3月8日木曜日

Black Panther

北米では2月16日に公開された『ブラックパンサー』、今週観に行ってきました。

映画館に足を運ぶの、久しぶり。
年末に行った Downsizing が最後かもしれないので、つまり今年初めて?!

テレビで古い映画をよく観てるので、そんなにも映画館から遠ざかっていたとは気づかなかった…。

以前住んでいた地域にある安い映画館は月曜が「2Dマンデー」、ふだん3Dでやってる映画も2Dで上映してくれるので、月曜に仕事が終わってからバスと電車を乗り継ぎ、夫と現地で落ち合って観てきました。


Marvel Studios' Black Panther - Official Trailer


以下、ネタバレなし感想。




テレビに出てくる、ありとあらゆるセレブリティが口をそろえて「すごくいい、すばらしい」と絶賛するので、過剰な期待をもって観てしまったのがよくなかったのか…

私としては、ひとことで言えば、ちょっと期待はずれでした。

つまらないことはないんだけど、ほかのマーベル作品と比べて飛びぬけておもしろい、というわけでもなかったので。

やっぱり前評判ってアテにならないというか、そういうの聞きすぎるとよくないですね。

すごいよ!絶対観て!!!と言われずに観ていたら、もう少し楽しめたのかも。

ただ、ワカンダという架空の国にせよ、アフリカなまり?を話す人(つまりほぼ全キャスト)が何を言ってるんだか、ひどいときは半分くらいしか聞き取れないこともあって、字幕つきで観てたら印象ちがったかなあ。

まあ、聞き取れなくてもお話の展開が読める場合が多かったので、変わらないか(笑)。


以下、うす〜くネタバレ含む、キャラ&俳優さんについての感想&情報:


女戦士オコエ(ダナイ・グリラ)

登場するたび、「ミショーン!」と心の中で叫んでしまった。やり?のような武器をふり回すあたり、日本刀をふり回す(ウォーキング・デッドの)ミショーンにかぶるし。

演じるダナイ・グリラはアメリカ生まれ、ジンバブエ育ちのせいか、なまりが自然に聞こえました。

オコエのキャラはこの映画の中でいちばん好きかも。かっこよすぎ、いさぎよすぎ、できすぎだけど恋人ウカビに裏切られるあたり切なかった(;_;)


ナキア(ルピタ・ニョンゴ)

生まれはメキシコですがケニアで育った生粋のアフリカ人であるルピタ・ニョンゴ、あまりに美しくて、彼女の登場シーンはすべてよかった(笑)。

ナキアというキャラは、ティ・チャラ(ブラックパンサー)の「元」カノのはずなのに行動がどう見ても「現」カノ…?どっちでもいいけどね、美しいから(っておぃ)。


シュリ(ブラックパンサーの妹)

かわいくておもしろくて、シュリも大好きでした。

彼女のアフリカ(?)なまりがいちばん自然に聞こえたので、もしや女優さん(レティーシャ・ライト)アフリカ出身?と調べてみたら、アフリカではなく南アメリカのガイアナ共和国生まれ、子どものときイギリスに移民したそう。

まだ24歳の彼女、40歳Σ(゚∇゚*)!! のブラックパンサー役、チャドウィック・ボーズマンの妹にしては年が離れすぎてるけど…チャドウィックが40歳に見えないので不自然には見えませんでした。


エムバク(ウィンストン・デューク)

演じるウィンストンはトリニダード・トバゴ生まれ、9歳でアメリカに移住したアメリカ人。

このエムバクも、出番は少なかったけどインパクト大!
けっこうシリアスなムードでお話がすすむ中、彼とシュリのユーモアに笑わされたのはよかったです。


ウカビ(ダニエル・カルーヤ

ウガンダからの移民の子どもで、イギリス育ち。2017年のアメリカ映画『ゲットアウト』の主演でアカデミー賞やゴールデングローブにノミネートされてます。

てか、本人は29歳(!)なのに40歳(!)のダナイ・グリラ扮するオコエの恋人って(^^;

ダナイが若く見えるので不自然には見えませんが…ティ・チャラ&シュリ兄妹の年齢差とは逆パターンですね。


ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)

ルックスはすごくかっこいいんですが…え、演技が…いまいちに見えてしまって残念でした。


エリック/ウンジャダカ(マイケル・B・ジョーダン)

髪型がヘンすぎるのが気になった(笑)んだけど、もしかして原作漫画でこういう頭だったのかしら?マイケルさんのふだんの写真を見るとふつうの髪型なんですが。

正直、40歳のチャドウィックさんより31歳のマイケルさんをブラックパンサーにしたほうがよかったんでは?と思っちゃいました。演技もマイケルさんのほうが上手だったように感じました。って、私がそう感じてもどうしようもないんだけども(苦笑)。

また、エリックの父親役で『This Is Us』のスターリング・K・ブラウンが出ててビックリ。カメオ的な出演で、もう出番ないかもしれませんが…。






それにしても、「黒人メインの映画」というのは知ってましたが、ここまで黒人ずくめだとは思ってなくて、観終わってから「あれ、白人さん2人しか出てこなかったね?」と気づきました(笑)。

すごいぞディズニー&マーベル!

ちなみにその2人とは、悪役のユリシーズ・クロー役のアンディ・サーキス(『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』登場時と同じキャラ)と、新顔の CIAエージェント、エヴェレット・ロス役のマーティン・フリーマン。

マーティンが出るのを知らなかったので、うれしかったのと同時にちょっと笑っちゃいました。TVシリーズ『シャーロック』で相棒だったベネディクト・カンバーバッチもドクター・ストレンジ役ですでにマーベルデビューしてるので、おまえもか!的な(笑)。

この2人がアベンジャーズ映画で共演することになったら、ぜひシャーロックネタを入れてほしいです(笑)。


最後に…

公式サイトに日本語の予告編もあったので、いつまで見られるかわからないけど貼っておきます:



もう一度、日本語で観てみたいなあ〜。

Posted on Thursday, March 8, 2018

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2 件のコメント:

  1. ブラックパンサー、実は気になってたので、感想ありがたいです
    …ん~?これはレンタルの方がお得かな?でも映画館の雰囲気好きなんですよね。大画面だし。

    「シャーロック」は一応観てましたが、特に好きでも嫌いでもなく…カンバーバッジさんは、ストレンジ先生の方が好きですね!
    マーティンは「ホビット」で、ドラゴンの声担当したカンバーバッジと声だけ共演?してますね。会話シーンで「あ、ジョンとシャーロック」と笑えました。お二人ともマーベルデビューめでたい事です!やはり共演見たいですよね。

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    1. あ、映画全体の感想がわりとネガティブなものになってて、書き落としてましたが、これはどっちか言うと映画館で見るのがおすすめです!
      ちょっぴりチープなCGの部分もあるけど、全体的には映像きれいなので。

      シャーロック、エデさんはいまいちだったんですね〜。
      私はすっごい好きなドラマなんです。
      でもおっしゃるとおり、カンバーバッチさん、ストレンジ役めちゃハマってますよね!

      そう言えばすっかり忘れてたけど(笑)ホビットでも共演してましたね〜、あの方々。もしや私生活でもパートナーなんでは?と疑いたくなるほど共演が多い?!(笑)

      冗談はさておき、このふたり、ぜんぜんタイプちがうのに、シャーロックでのイメージが強烈すぎて、共演してくれたらと期待しちゃいますね〜。

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