クリスマスデーの翌日、12月26日はカナダでは「ボクシングデー」と言われる祝日です。
今年のボクシングデーは火曜、私が住むエリアでは映画が安く観られる日。
というわけで、夫婦ともども興味ある映画を観てきました。
こんな感じのテレビCMで興味を持ったんですが…↓
(うっすらネタバレ↓)
この動画の最後に出てくる、大きなペットボトルから水を飲む場面に心を動かされた(笑)のに、そのシーンが出てきませんでしたΣ(゚∇゚*)!! カットされちゃったんだね…残念。
こちらの予告編はもう少しネタバレが多いですが、大好きな女優さんが映ってるので載せときます(いつか削除されてしまうかもしれませんが…)↓
(1分くらい過ぎたところに出てくるのが大好きな『Crazy Ex-Girlfriend』のドナ・リン・チャンプリン)
この予告編だけでも有名な俳優/コメディアンのカメオがずらっと出てきますが、とにかくキャストがすごい!
キャスト:
マット・デイモン
クリストフ・ウォルツ(ドイツ人)←日本語だとヴァルツなのね
クリステン・ウィグ
ホン・チャウ(Hong Chau)
ウド・キア(ドイツ人)
ほかにもスウェーデン人、デンマーク人などヨーロッパ系の俳優さん多数。
ちなみに撮影はおもにカナダのトロントで行われましたが、ノルウェーやアメリカでも撮影されたそうです。
さて、ベトナム人のホン・チャウという女優さん、どこかで見たことある顔だな〜と思ったら、Big Little Lies にチョイ役で出てた人でした。すごく上手だった彼女、この映画でゴールデングローブ、SAG 両方で助演女優賞にノミネートされてます。
ちなみに映画ではものすごく強いベトナムなまりでブロークンイングリッシュを話してますが、アメリカに子どもの頃移民しているので実際の彼女の英語になまりはありません。
このインタビュー笑えます↑(英語だけど字幕出せます)
両親がベトナムからタイにボートで逃げ、自分は難民キャンプで生まれた話、マット・デイモンが実はファットスーツを着ていたという暴露話、マット・デイモンは顔にも太ったメイクをしていたため、初めて会ったとき『ゲーム・オブ・スローンズ』のホワイトウォーカーに見えてしまった話などなど、笑える&興味深い話満載です。
ほぼカメオ的〜完全なるカメオ出演:
ジェイコブ・サダイキス
Niecy Nash
マーゴ・マーティンデイル
ニール・パトリック・ハリス
ローラ・ダーン
ジョアキム・デ・アルメイダ(ポルトガル人)
ところで予告編の音楽、なんか聴いたことあるぞ?80年代のヒットだよね?とググってみたら、トーキング・ヘッズのワンス・イン・ア・ライフタイムという曲でした。
お話と関係ない話で長くなってしまった…。
以下、ようやっと映画そのものの感想です。
細かいあらすじはないけど、
↓↓ネタバレはあります↓↓
前半、マット・デイモン扮する主人公のポールが「ダウンサイズ(縮小)」されるところまでは大変おもしろく、特にその「ダウンサイズ」のプロセスがおもしろすぎて夫は笑い転げていました。
しかし後半、ポールが新生活になじめずにいるあたりからちょっぴり退屈に。周りのみんながダウンサイズされているので、ふつうの話と大差なくなってしまった、というのもおもしろみが減ってしまった要因のひとつかも。
後半のハイライトはクリストフ・ウォルツ(ヴァルツ)の演じるウクライナ人の隣人 Dusan !
彼のキャラはこの映画の中でいちばん笑えて大好きでした(*´▽`*)
また、ホン・チャウの演じるベトナム人(名前忘れちゃった)、最初はつんつんしてるし意地悪っぽくて好きじゃなかったけど、だんだん本当は心のやさしい人だとわかり、さらに最後の方できわめつけのセリフを吐いた場面で大好きになりました(笑)。
ただ、マット・デイモンとのケミストリーがゼロすぎ。恋愛要素を入れなければなおよかったのに、と思ってしまいました。まあ、そうでなければホン・チャウの大爆笑セリフがないんだけども(そのセリフは18禁?なのでここには書けません(^^;)。
ケミストリーと言えばクリステン・ウィグとのケミストリーも全くなかったので、もともとオードリー(ポールの妻)を演じるはずだったリース・ウィザースプーンがやっていたらよかったなあ。
クリステン・ウィグもきらいじゃないんだけど、オードリーってちょっとシリアスすぎて、彼女のよさが出てないように思いました。もっとはちゃめちゃなキャラが似合うと思うんですよね。
というわけで、全体的に は「最高におもしろい!」とは言いがたいけど、コンセプトは興味深いし、脇役がいい味出してたので、なかなか満足な映画でした。
映画館で見なくてもいいかもしれないというか、私たちの場合、家で見た方がよかったかも。というのも、私たちは夜10時過ぎの回を観たせいか観客が半分くらいしか入っておらず、しかもカナダなのに笑えるところでだれも笑ってなくて、そのしーんとした空間に夫の笑い声が響いてちょっと恥ずかしかったもので…(苦笑)。私も笑いましたけどね(笑)。
ちなみに北米ではオーブニング・ウィークエンドの興行成績がいまいちのようで、日本では劇場公開はないかなあなんて思ってたら、来年3月の公開が決まってるらしい。邦題はウィキによると『ダウンサイズ』。←これ、日本でもカタカナ言葉になってるのかしら?
てか、ちゃんと日本の公式サイトもあった!
http://downsize.jp/
ここ↑に日本語の予告編もありました…(^^;
Posted on Thursday, Dec. 28, 2017
今年もあと3日で終わり!「今年観た映画」のリストを少しずつ作っていまして、31日にアップできたらなと思ってます^^
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