A Street Cat Named Bob（ボブという名の猫）

ゆうべネットフリックスで見ました。




ふと目にとまった記事（実在した猫の恩返し『ボブという名の猫　幸せのハイタッチ』奇跡の猫に全英が泣いた！）を読んですぐにネットフリックスにあるか調べてみたら、実はいつか検索したことがあった映画でした！

外でねこをほとんど見かけない地域に住んでいるので、かわいいねこの動画が見たくてときどきネットフリックスを検索するんですよね…。

これは「ねこの動画だらけ」ではなく一般の映画なのでそのときは見なかったのですが、今回見てみてよかったです。

実話で、しかもボブ本人（本猫？）が出演しているなんてすごい！

けど、実際のジェイムズさんでなくジェイムズさん役の俳優さんの肩にも乗るなんて、だれでもいいのか？！と思ったりもして(笑)。

実際のジェイムズさんとボブの動画↓


最後のサイン会でジェイムズさん本人も出てきます。「本人だよ」と断りがなくてもすぐにわかりました。ジェイムズさん役の俳優さんと服装など雰囲気が似てたし、なんかしろうとっぽかったので(笑)。

あと、お話とは関係ないですが、『ダウントン・アビー』のアナ（ジョアン・フロガット）が出てきて興奮！アナ役の女優さんを現代的な役柄で見るのは初めてかも。


また、本を読んでいないので、どこまで実話（本）に忠実に作ってあるのかはわかりませんが、隣人の女の子とのストーリーは映画向けに作った創作かなと思いました。

麻薬中毒者とねこの話だけじゃ起伏にとぼしいからロマンス要素を入れちゃえ、というのはありがちではないでしょうか。って、ほんとにあったことかもしれないけど…。

いずれにせよ、動物アレルギーがあるのに獣医を目指したり、ドッグウォーカーをしたり、おもしろいキャラだったのでもっと見たかった気もします。

以下、「映画として」見たうえでの、ネタバレ含む感想です。







はじめはその日食べるものにも困る路上生活者だったジェイムズが、更生プログラムの担当（アナもといジョアン・フロガット演じるヴァル）の強い支援により無料のアパートに入れることになり、一匹のねこと出会うことでだんだん変わっていく…というお話です。

ねこがついてくるのでいっしょにバスキング（路上で芸をすること）していると「かわいい！」と注目され、しっとされていやがらせを受け、警察ざたになってしまったときは「ジェイムズは何もしていないのに！」と理不尽さに腹が立ちました。

お客さんの中にはボブのためのマフラーを作ってくれたりする優しい人もいたのに…。

しかもバスキングを禁止されてしまったジェイムズ、いったいどうやって食べて行くんだろうと思ったら、ビッグ・イッシュー（ホームレスに仕事を与えるために生まれた雑誌の路上販売の仕事）を始めたのでホッとしました。


一方、子どものときに両親が離婚し、離れて暮らしていた父親の再婚相手のジェイムズの扱いがひどすぎて、「なんでこんな人と再婚したんだろう」と思ってしまいました。

お父さんもジェイムズとかかわりたくないのかと思ったら、本当は息子に対して申し訳なく思っていて、自分自身のことが恥ずかしかったのだ、とわかってちょっとウルっ(;_;)

娘たちに「お兄さんは麻薬中毒者よ」と吹き込んだり、クリスマスに招待することを拒否したり、さんざんだった父親の再婚相手が、最後に本のサイン会にはちゃっかり同行してきてたのも「現金だな」と思ってしまいましたが、これで家族と自由に会うことができるようになったならいいのかな。

本は、ジェイムズが書こうと思って書いたのかと思ったら、そうではなく、YouTubeなどソーシャルメディアに投稿されるようになったジェイムズとボブを見いだした出版エージェント（？）が声をかけて始まった企画だったのですね。


その、かんじんの本も読んでみたい↓


（画像をクリックするとアマゾンのページに飛びます）

本の初版は2010年、6年後の2016年に映画化されました。

日本でも2週間ほど前に公開されたようです。
ねこ好きなら必見！たっぷりかわいらしいボブが見られます。

日本の公式サイト：
http://bobthecat.jp/

Facebookページ（英語）：
https://www.facebook.com/StreetCatBob/


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