クリスマス当日、大好きなクリスマス映画『クリスマス・キャロル(原題 "Scrooge")』をアマゾンプライムで観ました!
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チャールズ・ディケンズの名作『クリスマス・キャロル』を原作とする1970年公開のミュージカル映画です。日本で持ってたビデオだかDVDだかはカナダでは観られないのですが、(こちらの)アマゾンプライムで無料で観られました!
50年近く前に公開された映画ですが、サントラ欲しいほどキャッチーな曲がいくつかあるし、何度観ても感動して泣いてしまう(;_;)
(クラシックな小説なので今さらとは思うけど一応…以下、ネタバレあり)
タイニー・ティム、登場場面ですでに涙腺がヤバくなるんですが、彼がかぼそいかわいらしい声で歌うシーンで毎回やられてしまうのです。
ほかにも何度観ても泣いてしまうポイントがいくつかありますが、今回初めて夫といっしょに観たため、笑える部分もあることに気づきました(笑)。
スクルージのかつての同僚、マーレーの幽霊の歩き方とか、出てくるたびに笑えてしまって…昔はたぶん怖いだけだったと思うんだけど。
おいしい飲み物をもらって表情がゆるむスクルージとか、自分の姿が見えてないことを忘れてゲームに夢中になる様子とか、ほかにもふつうに笑えるシーンもたくさんありますけどね。
SCROOGE 1970 Version Song - "Thank You Very Much"
<出演者について>
マーレーの幽霊役のアレック・ギネスは、スターウォーズシリーズのオビワン役でも有名ですが、おじいさんに見えるけど、1914年生まれなので公開当時は56歳。ワイヤーで吊られたりしたせいで腰をやられて手術せねばならなかったそうですが、もしほんとにおじいさん俳優がこの役をしていたら、腰の手術だけではすまなかったかも…?
主演のアルバート・フィニーにいたっては1936年生まれで当時たったの34歳!Σ(゚∇゚*)!!
最初に観たときは特殊メイクをしておじいさんになり切ってることに全く気づかず、若い頃のスクルージを「あんまり似てないねえ」なんて思ってたのが笑えます。
若い方がアルバート・フィニーの素顔だったと気づいたのは、2000年公開の『エリン・ブロコビッチ』を観たとき。確かパンフレットに載っていた彼の経歴に『クリスマス・キャロル』とあり、その時点ですでに30年も前の映画なのに?!とビックリ。「同一人物だった」とわかって仰天したのをよく覚えてます。
今見てもあの特殊メイクはすごいリアルだし、しぐさも話し方も老人にしか見えません。若いスクルージと年寄りのスクルージが同時に映っているシーンも全く自然だし…
50年近くも前の映画なのに、アルバート・フィニーの演技力もさることながら、当時の技術もすごかったんだなあと感心してしまいます。
<余談>
よくできてるし感動するんだけど、前回観たとき初めて気づいたこと→「クリスマスのお話だけど、かんじんのイエスさまの生誕についての言及がない」という点がちょっぴり気になる。
この映画、大好きなんだけど、「よい行いを積まないと天国に行けない」ってお話になっちゃってるところがやっぱり残念…。
スクルージの場合、よい行いどころか、けちんぼすぎ、自己中心すぎて慈善の心が一切ない人なので、生まれ変わったように寛大になったのはもちろんいいことなんだけど、善行を積むことが天国への切符になるわけじゃないんだよなあと思ってしまったのです。
クリスマスの意味は、神の子であるイエス・キリストが人としてこの世に生まれて下さったことをお祝いするところにありますから。
まあ、そんなこと思いながら観てたわけじゃないけどね(^^;
とりあえず、久しぶりに原作も読んでみたいと思ったのでした。
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Posted on Thursday, December 28, 2017
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